髪の毛をきちんと洗っているのにすぐにベタつく。髪の毛がペタンコになりセットしてもきまらない。そんなことを感じている方はもしかしたら、ヘアサイクルが乱れているかもしれません。
ヘアサイクルとは髪の毛が生えてから抜けるまでの周期のことをいい、髪の毛は正常なヘアサイクルで一定の髪の量を保っています。
この記事では実際に経験して分かったヘアサイクルが乱れてくると髪の毛にあらわれる症状や乱れてしまったヘアサイクルを実際に正常なヘアサイクルに戻した方法を解説しています。ぜひ最後まで読んで参考にしてみてくださいね。
ヘアサイクルが乱れているサイン
髪の毛が抜けても一定の毛量を保っているのは正常なヘアサイクルで髪の毛が成長しているからです。個人差はありますが、髪の毛の寿命はおよそ4〜6年といわれています。そのヘアサイクルが乱れてしまうと寿命はなんと数ヶ月〜1年にまで短くなってしまいます。
そんな髪のボリュームを維持するのに大切なヘアサイクルの乱れはできることなら避けたいですよね。私自身が経験したヘアサイクルが乱れているときに実際に髪の毛に出た症状は以下の通りです。
- 抜け毛が増える
- 毎日きちんと洗髪しているのにすぐにベタつく
- セットしてもヘアスタイルが決まらない
- 抜け毛の先に大きめの塊がついてる
- フケが目立つ
当時は「なんでこんなに髪がベタつくんだろう」と思いシャンプーがあっていないんじゃないかと、違うシャンプーに変えてみたりしていましたが症状が落ち着くこともなく抜け毛は増えるだけでした。改善した今考えると、ヘアサイクルが乱れていたんだなと思います。
もっと早くに自分のヘアサイクルの乱れに気付いていれば先にヘアサイクルを戻す対策に取り組み、抜け毛改善の近道になったはずです。
もし今、わたしと同じような症状があり悩まれている方はまずはヘアサイクルが乱れていないかチェックしてみてくださいね。
ヘアサイクルが乱れる原因
では、今まで正常だったヘアサイクルがいったい何が原因で乱れてしまうのか知ってますか?ヘアサイクルが乱れる原因をネットで調べても生活習慣やシャンプーがあっていないなど何が原因なのか分からないですよね。
ヘアサイクルが乱れる原因は人によってさまざまではありますが、私自身が経験して気付いたことはやはり一番の原因は前記事でもお伝えしたように溜め込んだストレスからくる自律神経の乱れがヘアサイクルの乱れにつながっていたんです。
過度のストレスが溜まる
↓
自律神経が乱れる
↓
全身の血流が悪くなる
↓
頭皮まで十分な血液が届かずヘアサイクルが乱れる
過度のストレスは体調も悪くなりますが、頭皮環境にも影響しますのでストレスはできる限り溜め込まないようにしましょう。
血行不良で頭皮環境が悪化する
自律神経が乱れると全身を流れている血液の流れも悪くなります。髪の毛の成長には十分な血液が必要ですので、血流が悪くなることによって髪の毛にまで十分な血液が流れなくなり頭皮環境が悪化し、成長途中の髪の毛はどんどん抜けてしまいます。
頭部や足先、指先はカラダの末端部分になりますので血流の流れが悪いと十分な血液が流れにくくなります。カラダを動かしたり、夏でも冷たいものや冷たい飲み物を極力控えて身体を冷やさないように心がけるだけでも違ってくると思います。
女性ホルモンの低下
女性ホルモンの一つであるエストロゲンは髪の毛の成長にとても重要なホルモンです。髪の毛にハリや艶をもたらし、太くコシのある髪の毛になるのもこのエストロゲンが作用しているからです。女性ホルモンは抜け毛抑制の効果がありますので、ホルモンバランスが乱れるとこの女性ホルモンの分泌がうまくいかず髪の毛が細くなり、細くなった髪の毛はちょっとした刺激でも抜けやすくなります。
女性は出産や生理などホルモンバランスが変化しやすいうえに、女性ホルモンは10代〜30代後半から徐々に減っていきます。女性ホルモンは一生でスプーン1杯ほどしか分泌せず、ちょっとしたストレスでもホルモンバランスは乱れてしまいますので、ホルモンバランスが乱れないよう注意が必要です。
正しいシャンプーのやり方で洗えていない
抜け毛が多いと毎日のお風呂でのシャンプーがどうしても億劫になってしまいますよね。私自身も抜け毛で悩んでいた当時はシャンプーが恐怖だったのを覚えています。これも克服して気付いたことですがシャンプーの時に大量の髪の毛が抜けていたので、抜け毛を気にしすぎて髪の毛をきちんと洗えていなかったです。
抜け毛が多くシャンプーするのが怖い気持ちはよく分かります。しかし新しい髪の毛は清潔な頭皮環境じゃないと生えてもしっかり育つ前にすぐ抜けてしまいます。ですのでまずは正しいシャンプーのやり方で髪の毛を洗うことをお勧めします。わたしが実際に毎日行っているシャンプーのやり方はまた別の記事で紹介いたします。
ヘアサイクルを正常に戻す方法
乱れたヘアサイクルを元の正常なヘアサイクルに戻すのには約半年から一年ほどかかります。薄毛改善の効果を実感するのにはどうしても時間がかかってしましますが、頭皮が元の正常なヘアサイクルに戻ることによって、新しい髪の毛が太くコシある髪の毛に成長することができます。
髪の毛一本が、太くコシのあるしっかりした髪の毛に成長するだけで髪の毛は抜けにくくなるので、抜け毛や薄毛を改善するにはヘアサイクルを正常に戻すのがとても重要になります。
そこで半年間発毛サロン通いし髪の毛のことについて教えていただいた知識をもとに実際に乱れたヘアサイクルがどうやって正常なヘアサイクルに戻ったかをお伝えいたします。
- シャンプーは一日一回。正しいやり方で。
朝シャンをするという方もいるかと思います。もしその場合は朝は湯シャンだけにして夜シャンプーすることをオススメします。シャンプーは汚れを落としてくれますが一日に二回もすると必要な皮脂まで洗い流してしまい頭皮が乾燥しやすくなります。
- 水を一日に1.5ℓ飲むように心がける
これは水分をあまり摂らない方に限りますが、できる限り常温の水を一日1.5ℓは摂取する。水分不足だと頭皮は乾燥しやすく髪の毛は育ちにくくなります。
- 一日2回の頭皮マッサージ
髪の毛は血液から栄養をもらって成長しています。カラダの末端でもある頭皮はどうしても血流不足になりやすいです。朝と夜の2回の頭皮マッサージで頭皮の血流が良くなります。
- 自分に合った育毛剤を使用する
育毛剤は抜け毛や薄毛にとても効果があります。ちなみに私が使用している育毛剤は4000円ほどで購入できる育毛剤です。高い金額の育毛剤だから効果があるというわけではなく一番は自分にあった育毛剤を最低でも半年間は使うことをオススメします。
- ストレスになっていると思うことを避ける、発散する
過度なストレスがあるとヘアサイクルが乱れます。ストレスを抱え続けると正常なヘアサイクルに戻すことができなくなりますので、自分がストレスになっていると思うものはできる限り避けて可能であればストレスはその都度発散することをオススメします。
- 身体を温める
ヘアサイクルと関係のないように思われますが、頭皮は皮膚になりますので新陳代謝によって日々新しい細胞に生まれ変わっています。身体が冷えていると新陳代謝がうまく働かないうえに髪の栄養となる血液も頭皮まで運ばれません。頭は体の末端部分になるので手足が冷えている場合は頭皮も冷えている場合が多いです。頭皮まで血液がきちんと流れるよう身体を温めましょう。
- 食事で魚を食べることを意識する
魚でもとくに青魚にはDHAやEPAといった不飽和脂肪酸が豊富に含まれていて、血液中の悪玉コレステロールの働きを抑制し中性脂肪を減らす効果がありますのでドロドロの血液をサラサラにし血流の改善になります。また青魚に含まれているビタミンB6には髪の構成にかかせないケラチンの生成をサポートしたり、毛母細胞を活性化させたりといった働きがありますのでぜひ食事の際は意識して取り入れてみてください。
以上、わたしは上記のことを毎日コツコツ続けることによって乱れたヘアサイクルは元の正常のヘアサイクルへと戻りました。髪の毛は効果を実感するまでにどうしても時間がかかってしまいますので、このままで本当に髪の毛は生えてくるのかなと不安になってしまうこともあると思います。
ですが根気強く続けることによって正常なヘアサイクルに戻ることができれば髪の毛は太く成長しますのでまずは毎日続けてみてください。正常のヘアサイクルに戻ることによって抜け毛も落ち着き、効果が実感できると思います。
まとめ
髪の毛に普段と違った症状が出ている場合はヘアサイクルの乱れているサインかもしれません。ヘアサイクルの乱れは抜け毛や薄毛を進行させていしましますので、早めに対策することをお勧めします。
抜け毛、薄毛はヘアサイクルさえ元の正常な状態に戻れば解決することが多いです。まずは、乱れたヘアサイクルから改善していきましょう。