髪の毛は血の余り。血を作れれば髪は生えてくる！たっぷりの血を作って抜け毛・薄毛を改善しよう。

血行不良は抜け毛・薄毛を進行させるからといって、血流を良くする頭皮マッサージや食べ物を摂取すればいいというものでもありません。特に女性に多いのですが、そもそもの血が足りていない状態の人が多いです。

聞いたことある方もいるかと思いますが、東洋医学では“髪は血の余り”といわれます。たっぷりの血があってこそ丈夫な髪がつくられます。

この記事では実際に2年間の抜け毛・薄毛を克服して分かった【髪の毛が生えるためにはいかに血が大事だったか】【血を作るにはどうすればよいのか】を解説しています。

ぜひ最後まで読んで血を作ることを意識してみてくださいね。

特に女性の健康は血と深く関係している

女性は男性と違い月経、妊娠、出産、産後、更年期など女性ホルモンの変動に伴って体調や精神的な心の変化がありますよね。

この点からも女性の健康が血と深く関係していることがよく分かります。そのため女性は毎月の生理で自分のカラダの状態を知ることができるのです。

『子宮は血の海』という言葉がありますが、血が豊富にあってこそ子宮や卵巣系の機能が正常になります。

髪の毛を太く丈夫にするのは女性ホルモンです。血が足りていない状態ですと女性ホルモンもうまく分泌されません。

わたし自身、生理不順とは無関係なほど生理は毎月規則正しくきていたのですが大量の抜け毛に悩んでいる当時は４ヶ月ほど生理はなく、生理がきた月があっても経血が少量だったりすぐに終わる月もあったりしました。

生理が止まり生理不順中に起きたカラダの不調

大量の抜け毛を克服して気付いたことですが、ヒトのカラダは何十兆個の細胞に血液がきちんと行き届いて健康を保っているのですから

そもそもの血が足りてない状態だと生理もこないし、生理がきても少量ですぐに終わるということもとても納得できました。

抜け毛以外にも上記のような症状が多く当てはまった人、生理の量が少なかったり生理がいつもより早く終わるような場合でしたら、血が不足していることが多いです。

まずは普段の月経の様子を気にかけてみて下さい！

血が不足している血虚体質

漢方ではカラダの栄養は血です。血は皮膚や髪の毛、筋肉、骨、臓器、爪、ホルモン分泌など体をつくるための原料になります。

血が不足し足りない状態の血虚になると、カラダの栄養が不足していますのでさまざまなカラダの不調が現れます。

血がつくれない気虚体質

血が不足していて血流が悪いそもそもの原因が、血がつくれないということにあります。この血がつくれない体質を漢方では気虚体質といわれます。

気虚体質の人の特徴

気虚体質の人はいくら食べても太れない細いタイプと食事を抜いても痩せない太いタイプの両極端になる傾向があります。

いくら食べても太れない細いタイプの人

• 胃腸が弱いため十分な栄養が体に吸収できていない状態

食事を抜いても痩せないタイプ

• 胃腸が弱いためにエネルギーがつくれず新陳代謝が悪くなっている状態

抜け毛・薄毛に悩まれているかたの多くはこの気虚体質の人が多いです。

抜け毛・薄毛改善にはこの『気虚体質』を改善しなければいけません。いくら血を増やす食材や血流に良いといわれるものを食べても、そもそもの血をつくることができない状態だと全く意味がないのです。

ですので、この気虚体質さえ改善できれば血がつくれるようになり、髪の毛も自然と生えてきます。

血が流れない気滞・瘀血体質

全身の血の巡りが悪くなっている状態を漢方では気滞・瘀血といいます。気滞・瘀血体質の人はストレスに弱くイライラしがちな人が多いです。

先ほどの気虚体質を改善することで血が作られ血が増えてくるとそれだけで血流は良くなります。女性の血流が悪くなる原因の多くが血が足りない為だからです。

しかし残念なことに血を増やしても血流がよくならない場合もあります。それはストレスの影響がある時です。過度なストレスが加わると脳の視床下部という部分が刺激を受け、自律神経の緊張を引き起こしてしまいストレスホルモンが分泌されてしまいます。

その影響で全身の血管が縮込まってしまい血液が流れにくくなるのです。

気滞・悪血体質の人の特徴

症状的にも『血流が悪い』といわれる症状が出るのですが血液がドロドロということではなく、血流が足りていないスカスカの状態です。

ドロドロ血液は高血圧を起こしやすいですが、スカスカ血液は低血圧を起こしやすくなります。

ただし血流スカスカ状態も上記で話した『気虚』『血虚』を改善していくと自然とよくなり、血をつくることができ血が増えれば血は巡って流れます！

血をつくるにはどうすればよいか？

まず血流が悪くなったのには原因があります。それぞれ生まれもった体質もありますが、いままでどんな生活をしてきたか、これまでの生活習慣で体質はつくられていきます。

人間の体は食べたもののみでつくられます。血流もこれまでの食生活が現在の血流をつくりあげています。

【早寝早起き】【外食を控えて自炊】【バランスのよい食事】など健康に良さそうなこととは分かっていても出来ないことはなかなか出来ないし、出来ても苦手なことですと３日で終わったり長く続けることは難しいですよね。

出来ないものを無理に頑張りすぎるのもストレスになりますので、無理に頑張る必要などはないのです。

ただ生活の中で絶対に外してはいけないポイントがあります。そこを意識するだけでみるみる変わるところがありますので是非、知って押さえておいて下さい。

満腹より空腹

血をつくるのに大切なことは胃腸を元気にしておくことです。

血のもととなる栄養をとるために『たくさん食べなきゃ』と満腹になるまで食べたり、お腹はそんなに減っていないけどご飯の時間だからと食事をしたりしてないですか？

胃は空腹が続くと90分おきに15〜30回ほど強くギューっと収縮します。胃がこのような強い収縮をするのは胃腸を掃除するためです。

もし空腹の時間がないと胃は掃除をすることができず、常に食べたものの消化・吸収という作業でフル活動状態です。

掃除をすることが出来ないということは食べ物のカスは残ったまま腸壁は汚れ、どんどん胃腸の働きが低下して消化力が弱くなり、胃もたれや十分な栄養が吸収できなくなります。

食事の際は満腹ではなく腹八分での食事を意識してみてください。

朝ご飯は食べましょう

朝は食欲もないし何かと忙しい朝はコーヒーだけでご飯は食べないという人が多いですよね。しかし血をつくるカラダにするためには朝ご飯は食べるようにしましょう。

脳の栄養はブドウ糖です。朝ご飯を食べることによって脳が活性化し頭の働きが良くなり体温も上がります。そしてより活発に活動できるようになります。

朝食には体内時計をリセットする効果があります。

人間の体温や血圧、循環器、免疫、新陳代謝などには１日のリズムがあり、このリズムが体内時計に沿って動いています。

『時間医療』といって体内時計のリズムに合わせて医薬品を使うことで、ある種の抗がん剤では吐き気や抜け毛といった副作用が劇的に減らすことにも成功しているのです。

人間のカラダのリズムというものは体内時計から大きな影響を受けている！

一週間の夕食断食で胃腸はよみがえる

血をつくれるカラダにするには胃腸を回復させることが必要です。働きが弱った胃腸を短期的に一気に回復するのにオススメなのが『一週間、夕食断食』です。

なぜ夕食を抜くかというと、そもそも夜はカラダを休める時間でお風呂に入って寝るだけですので活発に活動することもありません。

夕食断食することによって空腹の状態で寝ている間に胃腸の掃除が行われるからです。

また、夜の空腹には特典があります。

夕食断食には胃腸が回復するだけでなく、美肌や若返りの効果もあるのです。

夕食断食

上記を一週間のみ続けるだけです。夕食を抜くといっても固形物のないスープや酵素ジュースなどは飲んで大丈夫ですので無理せずに取り組めます。

■一週間夕食断食をしてみての感想■

実際に試してみて５日目あたりから体の調子が全然違うことが実感できました。体はとても軽くそれまでは朝にお腹が減ったと感じたことはなくただ時間だからとご飯を食べていましたが、一週間夕食断食をしてからは起きた時にお腹が減ったなと感じるようになり朝ご飯が食べたいと思うようになりました。

まとめ

カラダはあなたが食べたものでつくられつくられてます。血は体の栄養ですので器官や細胞に栄養分を運び、最後に髪の毛へと運ばれます。

実際にわたしも血をつくれない『気虚』体質でしたが血をつくることができるようになると、とまっていた生理も毎月きちんとくるようになり、髪の毛も自然と生えてきました。

髪の毛が大量に抜け毎日髪のことで悩んでいた当時は、「本当に夕食を一週間抜くだけで髪の毛は生えてくるのかな？」と初めは信じられなかったですが薬に頼りたくない気持ちが強く、気虚体質の症状もあてはまっていたのでまずは血をつくれるカラダに改善しようと取り組みました。

一週間夕食断食で血をつくれるようになると抜け毛・薄毛改善はもちろんですが、他にも心のメンタル面でも変化が実感できます。

まずは一週間の夕食断食をされてこの変化を自分のカラダで実感してみてください。体が整い心も整ってくるとあなたが思っている以上に効果をびっくりされると思います。